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北のジオグラフ湾、西のインド洋、南のサザン・オーシャンと三方を海に囲まれた地中海性気候をもち、夏の最高気温の平均は25.1℃。冬の最低気温の平均は4.3℃。沿岸地域特有の海風や陸風により一年を通して大気が常に流動しているので、清浄な空気による病気の抑制効果があり、昼夜の気温差にめりはりを与えています。
またこの地域は霜害の発生率が低く、年間降雨量は約824.8mmでそのうちブドウ生育期間<10月(春)~ 4月(秋)>はわずか200mmしか降らないので、冬の訪れを告げる『初冬の雨』が降る頃にはブドウの収穫を完了させることができるのもこの地域の特徴です。 |
マーガレットリバーがプレミアムワインの産地として有名になるにしたがって、その名前欲しさにこぞってこの地域に新たなワイナリーを設立する動きがありました。これに対し、マーガレットリバーというブランドを確立するため、1982年にマーガレットリバーの任意の産地境界線が定められました。その境界線は南北と西側は海岸線で東側は東経115度18分です。
公式なGIには1996年10月に登録されました。 |
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『アペラシオン』という言葉は、ワインの産地の名前ではなく良質のワインを産するフランスの伝統的なワイン産地に与えられた名称で、それぞれの名称のもとで生産区域、ブドウ品種、最大収穫量、最低アルコール度数、ブドウの栽培・剪定方法、ワインの醸造方法などが、INAO(Institut National des Appellations d'Origine des Vins et Eaux-de-Vie)という国立研究所によって規制、管理されています。よく誤解されているのですが、アペラシオンはワイン産地(地区名・村名・ブドウ畑名等)の名前そのものではありません。 |