★おそるべし240VのROXY★

学食で『箸を使いながら日の丸弁当』を食べている姿を学友に激写され
You Tubeでのアクセス数が1000を超えた今日この頃；苦

チビ工場長・父は「お箸の国」の人なので、やっぱりお米が大好き。
が、しかし・・・20kgもする変圧器を使用してまで愛用するほど
大切にしていた日本製の圧力炊飯器にとうとう寿命が来てしまった。

「マイコンが標高を計算して、全自動の圧力をかけるんだぜ！？」
お湯が110℃で沸騰するのにビックリした当時を思い出す。

想い出が交差する中、毎日を共にした愛用品との容赦ない別れ話・・・
「お疲れさん」と声をかける前に、麺食らった。
米を食いたいのに。。。

で、家電屋さんに駆け込む父。

「KENWOOD」って、どう読んでも、ケンウッドだよな！？
ってことはROXYぢゃないか！！！
『初めての光デジタル伝送』with富田靖子(18歳)

中森明菜がパイオニア、南野陽子はONKYO、レベッカがSONY。
そう、LPレコードからCDに時代が移り変わる1986年。
ロボットコンポと呼ばれる物体が存在した時代。
劣化のないデジタルという技術よりも
我がアイドル、富田靖子が「赤いレーザービーム」に手をかざし
音が途切れるTVコマーシャルに
小泉今日子が他のライバル会社CMに起用されない事実と同じくらい
青年の父には驚愕とした出逢いであった。

入学祝いに買ってもらったな〜。
本当はコンポより、宣伝用のボール紙製「等身大の富田靖子」が欲しくて
ROXYを両親にねだってしまった・・・てへっ

そんな淡い想い？が過る中
光ケーブルからは映画スターウォーズの様なレーザー光線が出ず(←当然）
等身大の富田靖子に怒りをぶつけた青春時代から数えて
我が人生で2度目のKENWOOD
しかも今度は炊飯器！
極めつけ、値段はなんとA$29（およそ2,500円）

家に帰って早速、炊飯。

『初めての240V炊飯』with富田靖子(42歳)

おそるべし、高電圧。
お米の芯までしっかりと火が通っていて、しかもふんわり。。。
でも、ケンウッドって音響電機メーカーですよね？

★哀愁のSanta Ana★

今夜はチビ工場長の『少年サッカー』練習の日。

沈む夕陽を背景に、闇に溶けていく木々の上から
宵の明星が顔を出している。
まだ18時なのに。

気が付いたら、もう秋たけなわ。
秋風が落ち葉を舞わす音は
まるで相棒ボロスが僕の後を歩いているような錯覚を覚えさせる。

今夜も相棒を置き去りにして
「インテル20番」の工場長を独り見ていたら、心に秋風が吹き抜けた。
そこはかとない哀愁が漂った・・・その時。

ま、まさか？　イヤそんなはずはない！

少年サッカーのグラウンドは
南アフリカ固有種のCynodon属のdactylon種と
同属しかし豪州固有種のtrans種を交配させたWinter Grass。
噂の『Santa Ana』ではないか！

う〜ん、ちょっと農学の勉強をしすぎ・・・

レコバ並みのフリーキックを決めると豪語するチビよりも
芝生の品質に目が向いてしまった 。
こんな‘植物’の上でサッカーができるなんて、羨ましい・・・

★豪州の生命力★

昨日、学び舎の裏山で「山火事」があった。

暦は既に5月。
ヴィンヤードでの収穫が終わってから数ヶ月も経つ中秋。
ちょっと季節外れだが
この度のBushfireは住宅の皆無な保護林地帯と言う事もあり
農学を学ぶ我々にとっては良き研究材料。

と言うのも、豪州を代表する幾つかのユーカリ属やバンクシア属は
火災での高熱があって初めて、種子を貯えた鞘が開く。
つまり植物の発芽条件に「陽」ではなく、「火」も必要。

生態学で考えたら、母木が焼けてしまっても
森林火災後の灰を貯えた肥沃な土壌に
無数の種子を散布する方が好都合でもある。

・・・と教科書で学んでも、ねぇ。。。
全てを焼き尽くした、「焼け野原」が好きと言われても。

2009年の東海岸での惨事。
水を飲まないと言う意味のコアラが、水を飲む姿を見て以来
山火事には正直、前向きな気持ちになれないのですが
豪州での農学では山火事は、天が与える好機とのこと。

手前に見える「モヒカン」は、オーストラリア固有の植物。
以前の日記でも出て来た（2009年3月20日；火のちから）のですが
樹木のユーカリやバンクシアは
成長に「火」が必要だと言う事を証明するのに世代を要しますが
完全100%耐火のこの植物；Xanthorrhoea australis
（農学生の現在は、ザンソウホイエ・オーストラリスと呼ぶ；苦）
雨が降れば、即座に息を吹き返す！　と教わった。

ので、近いうちにオーストラリアの生命力をお見せいたします。

★TEAM AS ONE★

今日は奇しくもEaster Friday、復活祭の聖金曜日。
そんな日に元気が出る箱が日本から届いた。
そして夢いっぱいの勇気をもらった。

時は1980年代・・・
16歳の高校生が単身でブラジルへサッカー修行！
当時小学生だった「サッカー小僧」の僕たちにも話題になった先輩がいた。
この頃は海外でサッカーなんて、漫画「キャプテン翼」の世界だけ。
それこそ今で言う、宇宙旅行に行くような
勇気ある選ばれた者だけの、本当に特別な事だった時代。

いつしか時は流れ
サッカー小僧だったチビ工場長・父が南半球の大陸に夢を見たのは
Jリーグ開幕4年目の1996年の春。
先輩がまだ29歳、「カズ」とだけ呼ばれていた時代。

彼がブラジルの地を堂々と渡り歩いてきた様に
僕も異国の地で身を立て、一生懸命に生きてきた。
そんな中、辛い事があるたびに不思議と耳に入ってくる話題。
「カズって今でもサッカー現役でやっているんだよ！」
この15年間、先輩が現役でプレーしている姿勢に
どれだけ勇気をもらった事か・・・

しかし今回の東北地方太平洋沖地震では
僕の今まで培ってきた誇りが全て流された。

両親、親族、友人そして日本に住む皆が、何かを「必要」としているのに
僕は南半球の地で何も出来なかった。
守る事はおろか、直接に目を見て励ます事すら出来なかった。
可能な行動は国際電話と電子メール、そしてわずかな義援金だけ。

「何のために、母国を遠くはなれた地で生きているんだろう？」

友達が傷ついた心の痛みと違う、深い情けなさがずっとあった。
今まで胸を張って生きてきた事が詭弁ではないか？
自分自身の信念に疑いが芽生えたほどに・・・

しかし「ヴェルディ川崎」以来に観た「Kazu・Dance」
ありがとう先輩、いやキング！
「最後まで諦めない姿勢」という大切な心を！！
僕は異国の地にいるけれど、言い訳はもうしません。
さらなる勇気をもって復興に励みます。

頑張ろう日本！
僕たちは独りじゃない！！

★WINEpakの里帰り★

先日はチビ工場長・父の誕生日・・・
お世話になっている大先輩のデカ工場長・S兄貴から日本酒を頂きました。

我がMWPは『リーファー・コンテナ（Reefer container)』と呼ばれる
「−25℃」から「＋20℃」まで冷却/保温ができる特殊コンテナで
大切なワイン達を最上の条件下で輸出させて頂いております。
我々の経験から、南半球からワインを運ぶ際は『16.2℃』との結論に達し
通常貨物でない特殊便にて、常時一定温度での輸出手配。

日本に届いた際には数ヶ月、セラーで寝かし
オーナーJulianが東京にて試飲をしてから、販売をさせて頂いております。

ボトル・ショックと呼ばれる、輸送によるストレスを危惧しての作業です。
醸造されたワインは、生き物ですので。

と言う事は、S兄貴から頂戴した日本酒も同じ事。
輸送時のボトル・ショックを考えて、しばらく落ち着かせないと！？
でも1瓶だけでは、飲み比べての「確認」はできない。。。

ワイン達と一緒に送った、豪州国営郵便局のWINEpakが里帰り。
でもほら、日本酒1瓶だけでは
いつボトル・ショックから解放されるか解らないし。

もう一箱の里帰りをおねだりしている訳では・・・(笑)

★SONGS FOR JAPAN★

iTunesで東北地方太平洋沖地震の被災者支援チャリティーアルバム
【SONGS FOR JAPAN】が全世界で配信されています。

世界の著名アーティストの楽曲が全38曲収録されており
レーベル各社、参加アーティスト、アップルへの収益金は
全て震災復興として「日本赤十字社」へ寄付されています。
オーストラリアでの価格はA$16.99、日本では1,500円との事。

愛をありがとう！


『SONGS FOR JAPAN』

1.John Lennon「Imagine」
2.U2「Walk On」
3.Bob Dylan「Shelter From The Storm」
4.Red Hot Chili Peppers「Around The World」
5.Lady Gaga「Born This Way」
6.Beyonce「Irreplaceable」
7.Bruno Mars「Talking To The Moon」
8.Katy Perry「Firework」
9.Rihanna「Only Girl （In The World）」
10.Justin Timberlake「Like I Love You」
11.Madonna「Miles Away」
12.David Guetta「When Love Takes Over」
13.Eminem「Love The Way You Lie」
14.Bruce Springsteen「Human Touch」
15.Josh Groban「Awake」
16.Keith Urban「Better Life」
17.Black Eyed Peas「One Tribe」
18.Pink「Sober」
19.Cee Lo「It’s Ok」
20.Lady Antebellum「I Run To Yo」
21.Bon Jovi「What Do You Got」
22.Foo Fighters「My Hero」
23.REM「Man On The Moon」
24.Nicki Minaj「Save Me」
25.Sade「By Your Side」
26.Michael Buble「Hold On」
27.Justin Bieber「Pray」
28.Adele「Make You Feel My Love」
29.Enya「If I Could Be Where You Are」
30.Elton John「Don’t Let The Sun Go Down On Me」
31.John Mayer「Waiting On The World To Change」
32.Queen「Teo Torriatte （Let Us Cling Together）」
33.Kings Of Leon「Use Somebody」
34.Sting「Fragile」
35.Leona Lewis「Better In Time」
36.Ne-Yo「One In A Million」
37.Shakira「Whenever Wherever」
38.Norah Jones「Sunrise」

★120%集めれば・・・★

この度の 東北地方太平洋沖地震におきまして
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
そして被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧がなされる事、心からお祈りいたします。

最近は机を前に勉学に励む日々。
健康管理を考えて、先月から通学駅までは歩くようにしました。
乗用車からの車窓と違って
肌で触れる「毎日の出会い」が新鮮で楽しい今日この頃。

実は恋に落ちてしまいました・・・・
彼女の名前は「Miss Faber Castell」ドイツの娘です。

【ああ、君の豊満な120があれば、僕はどれだけ忠実に愛を表現できるだろう】

毎朝まだ人通りの少ない街路で、窓際の彼女にささやく。
『$687を120で割ると、一本あたりは昼飯サンドイッチ、待ってろよ！』

彼女のために、朝の貴重な30分を弁当作りに割く自分。
それが真実の愛。

世界中のみんなの、ちょっとした愛情や気遣い。
そして出来る範囲での手助け。
何でも良い、幾らでも良い。
確実に集めれば、みんなの願いは120%になり
震災復興に役立てる事ができる！

6万円で一括の現金値引き。
でも僕はお弁当を作って貯金し、半年後に120色の鉛筆たちを抱きしめたい。

小さな積み重ね、そして日本人の勤勉さを証明するために。

★南半球からの祈り★

色々な思い、そして願いが交差する中
パース近郊のスワン・ヴァレー地域のワイナリー
Sandalford；サンダルフォードに行って参りました。

あの『カルロス・サンタナ』、ワイナリーでの屋外コンサート。
彼から心あるメッセージを頂戴したので、この場をお借りします。

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友達でも良い。
恋人、そして奥さんや旦那さん。
自身の子供たちや両親、おじいちゃん、おばあちゃん。
ひょっとすると家で番を張ってる愛犬かもしれない。

何でも良い、誰でも良い。
今みんなには「愛する」人が必ずいるはず。
片思いでも、両想いでも関係ない。
人間でも動物でも良い。

今夜、このコンサートにいるみんなで、たくさんの愛をささやこう。
そしてその愛を、遠い北半球の日本の仲間に送ってあげよう！

愛だけが恐れを癒す事が出来るから・・・

だから今夜、みんなが愛をささやく時、いつも以上に心を込めて！！
人間が感じる素晴らしい感情の愛を集めよう。
日本の遠い仲間のために。
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ありがとう、サンタナ！
そしてコンサートで声をかけ、励ましてくれた人達！！
たくさんの愛を送るため、北の空に祈ってくれた人達！！！

日本のみんな、頑張って！
僕たちの愛が少しでも届き、心が癒す事が出来る事。
コンサート会場のみんなで祈りました・・・

★三十六の瞳★

・Common name（通称）;Coastal Daisybush
・Family name（科目名）;ASTERACEAE
・Botanical name（学術用語）;Olearia axillaris

海岸沿いに自生するこの花を探し出し、36色の色鉛筆でスケッチする。
それがチビ工場長・父に課せられた課題です・・・

1年間でラテン語の学術用語までも覚えなくてはいけないワイルドフラワー。
何と西オーストラリア州だけでも12,000種もあるんです。(涙)

12,000×3＝36,000を360日で割って、この色鉛筆も36色、奇遇だな。。。
36度(←実話)の炎天下の浜辺で、一生懸命にスケッチをしていた。

オーストラリアには困ってしまうくらいワイルドフラワーが自生するのに
それと相反して、ほとんどの小学校に「プール」がありません。

何故かって？
スクールバスで15分、蒼いインド洋が子供達の泳ぎ場なのです。

生徒達よりも、保護者の出席率が高いですが・・・平日なのに。

★雪国のバレンタイン★

国境の長いトンネルを抜けると麦国であった。
昼の底が金色になった。

透き通る青空の下、麦が黄金色に光り輝く晩夏。
昨日のパースは気温35度。
炎天下の中で「屋外実習」に勤しみました。

生き生きとした麦は本物の金みたいに輝いていて眩しかった。

この手のヘビは安全で、この色は危険。
っで血清はこういう物とコイツを使って・・・
命がかかっている講義なので、‘ほんわり’としませんでした。（誇）

生まれ故郷の関東地方と西オーストラリアの時差は、たったの1時間。
カンガルーとの組み手の注意を教わっている時に
時計の針が1周はやい東京では初雪が降っていたとか。

「いい麦だ・・・」By 島村