チビ工場長・父は自動二輪車が大好きでして・・・
特に1970年代の車両なら、排気音だけで車種選別が可能なほど。
そして、その排気音を我が口で忠実に「模擬再現」も出来るのです!
音楽を愛する生き様も含め、我が『音感』にはちょっとした自負があります。
空気の振動によって発生する音、音って生きているんです。
過去でも未来でもなく
音が産まれた瞬間には何かのエネルギーが爆発し、そして空間に作用しているのです。
今日は『痛い音』に出会いました。
ズバリその名前は「カンガルー・パンチ君」です。(苦)
いやね、デカイるー君は体重100Kg弱もあるんです。
直線過ぎて「永遠」を視覚で感じてしまう、法定速度110km/hの国道。
そんな速度で大自然の荒野を夜間走行中に
いきなり夜行性のカンガルーが車のライトを目指して飛び込んできたら大変です。
彼らは父と同じ、後退りを知らない突進する生き物なので。
そのために車の前には「ルーバー」と言う巨大なバンパーがあるのだけれど・・・
このパンチ君にコンプレッサーを用いて送風し、そしてその音を体感しました。
『ッつん~キュ亞ッ奇異GYッぎフィ井伊¥―――――』と言う音です。
どうです?痛いでしょ??
残暑お見舞い申し上げます。
本日のパースは最高気温17度/最低気温10度。
残暑を肌で感じるのは難しいのですが思い出すのは簡単です。
今日は8月30日、夏休みの宿題を帳尻あわす最終日。
あぁ、あの夜は暑かった・・・
暑い日といえばビール。
チビ工場長・父は冷やして飲みますが、国によっては違うんですよね。
英国では常温の生ぬるいビールだとか・・・
確かにお隣のアイルランドの黒ビール「Guinness;ギネス」は常温が美味。
そうそう、ベルギーでは僧侶が醸造する由緒正しい飲料であり
これも常温のほうがコクが味わえて美味しいです。
ちなみにその際はゴート(山羊)のチーズを食しながら飲むのが作法とか。
でもでも父はビールを冷やしたい!
どうです、今夜は美味しそうに冷えたでしょ!?
シブ工場長・H親父が「流れ星」をMWPヴィンヤードで見る事が出来なかったがため
輸送中の擦れによるキズと称して、神様が描いてくれた流星。
その淡い物語は、初恋のあの娘に「黒でんわ」でジーコジーコとダイヤルを回す。
受話器の向こうで『どうしたの?』と不思議がる対応に
あ、間違えて電話しちゃった・・・(恋)
そう、大切なのは中身の恋心。 黒でんわで掛け間違えるか?との突っ込みは不要。
実はデカ工場長・S兄貴に口説かれて、父が非常に戸惑った理由。
何を隠そう!実は「豪州ラベル」のGunia Runイラストを手掛けてくれた'偉人'は
YokoがJohnに先立たれた際に失意の彼女を元気付けるため
男仲間と彼女の口論画を描いて彼女と残ったメンバーを励ました方。
この4人組、先日の日記で触れた『赤ワインとの相性が良い』音楽バンドのメンバーですよ。
そう、貴方が手にしているVino Lockの図柄は
「I Want To Hold Your Hand」 (from A COLLECTION OF BEATLES OLDIES;1966)
黒でんわでジーコジーコする時の、あの待ち感覚。
確かに、その間に想いを馳せる気持ちはただ一つ、手をつなぎたい・・・それだけ。
幾らS兄貴に口説かれ他も、親方の意向やアーティストへの敬意あるし。
Life goes on Braって言われても、父はDesmondじゃないですし。
し・か・し 口説かれた父が萩野谷先生のイラストを始めて拝見したとき
一目惚れの初恋。そんなときめきを覚え、親方を説得して日本出荷となったのです。
が、そんな素敵なイラストを100%発揮するためには
安価で耐水性のあるビニール系や耐久性の高いラミネート系では質が合わず
商品ラベルで使用されない、気品ある「特注の紙」を用いて我々の初恋を遂げたのです。
でも、ね、ホラ、初恋って青春じゃないですか。
今となっては微笑ましいキズがあっても良いじゃないですか。
ドキドキしすぎて彼女の手を強く握りすぎちゃったみたいな・・・
デカ工場長・S兄貴と父の二人は、あの夜空を皆様に再現したかっただけなんです。
そのために萩野谷先生のご協力を得て、その恋文を特注紙で綴ったのですが
想いを皆様に伝えるため耐久性を犠牲にして、紙の質感を優先したのです。
出荷時に擦れたキズ、まるで自分の名前を忘れたラブレター。
I Should Have Known Better with a girl like you.
いよいよ、デカ工場長であられるS兄貴の登場です。↓
その記念に?本日は「ぼとるキズ&らべるキズ」の思い出話を
是非とも聞いてやって下さいませ。
【自然栽培の神秘的なイメージを伝える斬新なデザインと
宇宙をイメージする黒の背景で描かれた一本の樹木と眩いばかりの星達。
それは見る人によってさまざまに読みとることのできる幻想的な世界。】
デカ工場長・S兄貴は、マーガレットリバーのMWPで見た夜空に恋心を抱き
萩野谷直子・先生(http://www.haginoya-naoko.com/)のご協力の下に
大切な人とグラスを片手に、ラベルのストーリーを語り合える機会を用意しました。
そう、ワインを楽しみながら『恋心』を語り合うことができる、美しいお話なのです・・・
チビ工場長・父はS兄貴にどれほど夜空の下で口説かれた事か。(苦笑)
今夜も見える「南十字星」の星空、確かに萩野谷先生のラベルそのものですが
S兄貴からその恋心を打ち明けられた際、父は「仕事として!」戸惑いました。
何故なら、豪州市場のオリジナルラベルにも深いおとぎ話があり
その偉大なラベルを「変更したい!」というS兄貴の変心、いや恋心・・・
実はその場にはもう一人の仲間がいらっしゃいました。
男三人で南十字星の下、流れ星を見ながら夢を語り合ったのですが
一番年配のシブ工場長・H親父がどうしても流れ星を見れなくて。
で、ボトルのラベル背景をちょっと強く引っかくと、あら不思議!
白く美しい流れ星が描けるんです!!
逸話がある豪州市場のラベルを変更したほどの「思い入れ」のある図案。
そこにあるのはキズでなく、あの夜に見えた流れ星なんです!?
チビ工場長・父は豪州にて日々の生活を送っていても
「留め置かまし 大和魂」で精進をしております。
そう、お箸の国の人だもん。
最近は『ラー油入りおにぎり』なる夢のような物体が存在するようで・・・
父は餃子が好きなんです、何故かって? ラー油が美味しく感じるので。(笑)
料理屋のラー油原液を味見すると、瞬時に混ぜ合わせる酢の割合が計算できてしまう位に。
そんな父は、今夜とても悔しい気持ちがします。
この調理具は『JAFFLE;ジャッフル』と呼ばれています。
鋳鉄で出来た鉄板で食材を挟んで料理する、という非常に簡素なもの。
①食パンを鉄板の湾曲に合わせて床と天井に載せる。
②バターを塗ったパンの上にベーコンを並べ、その上で卵を割る。
③塩と胡椒を適度にまぶし、上下のふたをパッツンと閉じて食パンの耳を切る。
たったこれだけ、でも父の隠し技があるんです。
先ず、薪はJarah;ジャラが好ましい。
そして秘訣は切ったパンの耳は食さずに、JAFFLEの上で焼く。
修行いや経験を積むと、「焦げ具合」で中の食材の料理度がわかるんです。
19世紀のゴールド・ラッシュ。
数多の人間が宿営地にて「コイツ」で腹ごしらえをして黄金を追いかけました。
夢のラー油入りのおにぎりと交換しましょう!
チビ工場長・父は高級フランス料理店のシェフやソムリエでは御座いません。
大地と会話をしている親方を慕い、大自然に耳を傾け一緒にブドウを育んでいる
音楽とワインを愛してやまない農夫に過ぎません。
ワインの飲み方には通説がありますが、そんな父の意見としましては
本当の極上ブドウから醸造された逸品ワインは、何をやってもワインが生きる。
つまり料理とのマリアージュなどに気を配らなくても良いと言うこと。
肉も魚もチーズもクラッカーも。
ただ、父が他所のヴィンヤードに足を運んだときは「食べ物」を一切口にしません。
「本物は相乗効果を必要としない、ワインだけでも楽しめる逸品」との自覚。
MWPはそんなワインであると言う自負そして他所の農夫や醸造家に敬意を示す姿勢から。
でも東京・神楽坂の「アグネスホテル アンド アパートメンツ東京」のレストラン&バー
『La Colline』ではワインと料理の相乗効果にJulian親方も父も新しい世界を見てしまいましたが。
という訳で
父がオーストラリアの当地でワインを、しかも我がMWPを楽しむ時にはルールがあります。
①まず、みんなで和気藹々と「白ワインのみ」を屋外で楽しむ!
②そして程よい頃に音楽を愉しみ、赤を欲すれば薄暗い屋内に。
③備え付け(?)のチーズが屋外に移動したり、外でも赤を飲み出したら料理の時間。
Come and joint us!
雰囲気って大切なんですよね。
下駄をカタカタさせる音、夜店玩具の甲高い音、露天商の料理音。
子供の泣き声も大人の笑い声も・・・
喧騒を楽しむ事ができるのは、不思議な事に日本の祭りだけではないでしょうか。
オーストラリアの建国記念日、1月26日。
スワン川沿いに位置する、世界でも有数の美しい都市と謳われるパースの街。
キングスパークはそんなパース中心街を遠く望む
大きな丘の頂上に存在する1000acreほどの自然森林公園。
この日に当地でも盛大な「花火大会」が催されます。
年に一度の花火大会、しかも建国記念日ときた日にゃ
空軍の戦闘機が低空飛行で飛び回り、カンタス航空はジャンボジェットで余興を演出。
花火師も世界で有名な芸術家(?)の先生ですし。
そう、アートとして捉えると最高の演出なんです!
チビ工場長もそして父も、毎年とても楽しみにしているのですが
ドキドキしても「わくわく」はしないのです。
日本の夏は良いですよね。あの何ともいえない期待感が募る雰囲気。
今でも昔のように、「わくわく」されていらっしゃいますか?
これはチビ工場長・父の誓いかもしれません・・・
最近、師事しているYuzo親分から声を掛けられました。
『父zo、音楽の世界で一緒に生きていこう!』
不思議なことに、音楽のプロとして生きていく下積みの時期は
いつの時代もどこの世界も、何故か「レストランの皿洗い」からなんですよね。
これからは家でも「照り焼きチキン」を食べられるね!
そう笑うチビ工場長に励まされ、父は本気で武道館でも狙ってみたいと思います。
人生は一度きり。
と言うことで、MWPの赤を楽しみながら
自分の人生に勝負をかける、演奏楽曲の選曲をしていて気がつきました。
ずばり、「The Beatles」はMWP赤ワインとの相性が非常に良いです!
特に下記の10曲は『赤ワイン』の深い味わいを演出してくれると思います。
・I'll follow the Sun (from BEATLES FOR SALE)
・Here, there and everywhere (from REVOLVER)
・If I feel (from A HARD DAY'S NIGHT)
・P.S. I love you (from PLEASE PLAES ME)
・Tell me what you see (from HELP!)
・It's only love (from HELP!)
・Words of love (from BEATLES FOR SALE)
・And I love her (from A HARD DAY'S NIGHT)
・Here comes the sun (from ABBEY ROAD)
・Across the universe ( from LET IT BE)
MWPを愛飲して下さるお客様の前で、楽曲の演奏ができる場所。
そこが我々の武道館です。
Whisper words of wisdom, let it be.
【MWP通信】西オーストラリア放送は4日
21世紀の音楽家チビ工場長が使用したと見られるギターアンプが見つかったと報じた。
このアンプは長い間、行方が分からなくなっており
本人の所有物と確認されればチビ工場長・父は家族会議から開放されるという。
1965年製造のフェンダーアンプで、オーストラリア西部のワイン製造業者が2000年代半ばに
日本の古物商から購入。この業者がインターネットのブログネタにしようとしたところ
音楽史の専門家が「チビ工場長がパース滞在時に作曲に使ったアンプではないか」と指摘した。
大手楽器店ロック・インも逸品と分析しており、専門家が詳しく調べている。
どれほど歩けば良いのだろうか・・・
君に一人前だと認めてもらうためにはさ。
いくつの海原を越えなきゃいけないの?
飛び疲れた白い鳩が安らかに砂浜で羽を休めるためには。
一体どれだけの大砲を撃ち放てば良いのだろう。
人がこの世から武器を永久に廃棄する気になるために。
風を感じてみてよ・・・その答えは風に吹かれているから。
どの位の歳月を費やすのだろうか・・・
荒波の海があの山を流し去ってしまうには。
どれだけの年月を待たなければいけないの?
罪を背負った人間が自由を与えられるには。
何回くらい顔を背ければ良いのだろう。
見て見ない振りをするには。
風を感じてみてよ・・・その答えは風に吹かれているから。
どれほど天を仰げば良いのだろうか・・・
大空を見上げるためにはさ。
何個くらいの耳を一人ひとりが持っていれば良いの?
泣いている人の悲しみが聞こえる様になるためには。
何人の命を奪えば独裁者は気が付くのだろう。
もう随分と尊い命を失ってしまっているのに。
風を感じてみてよ・・・その答えは風に吹かれているから。
By Bob Dylan 「Blowin' in the wind」1963 withチビ工場長・父
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